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とても怖い

斉藤さん (オフィスユーコミックス)
社会のルールを守らない人はただちに斉藤さんに敵と見なされ、条件反射的にやっつけられる「スポーツ」のような勧善懲悪もの。悪いことを見逃す者にも暴力をもって制裁がくだるので、幼稚園隣の高校の校長は朝礼台で蹴倒される。

斉藤さんのレパートリーには、ユーモアや笑いなどいっさいなく、ただひたすら大声をあげ、短絡的に暴力を振るうのみ。その余裕のなさ、心の狭さが今の世相を反映するようで、わたしは、この漫画がとても怖かった(正義の名の下で行われる暴力は一番怖い)。たぶん、作者が自分でもどうしてかわからないまま、社会に怒り、自分の理想と現実のギャップに苛立っているからだろう。

斉藤さんや作者がそんなに怒っている背景には、子育てのハードルを上げすぎたことも一つあるように思われる。4巻で子育てを「一大プロジェクト」と呼ぶように、子どもを社会の悪から守り、丁寧に育てないとと負担を背負い込み、余裕を無くしているため、社会の悪に過剰に反応するとは考えられないだろうか。

斉藤さんのだんなが海外赴任中という設定が暗示するように、わたしたちの社会は女性を孤立させ、子どもと二人きりにさせ、羅針盤を失ってひたすら社会に同調させるか(=真野さん)、それとも逆襲に出させるか(=斉藤さん)しかできないようだ。そんな問題点をはらんでいるのに、作者が全く気づかず、せっせと勧善懲悪しているところが二重の意味でとても怖い。みなが守れるルールを作り、ルールを守らない者とは対話によって問題を解決できる成熟した社会を創って、「斉藤さん」を減らす必要性を痛感する。
引用元:とても怖い

ih 圧力鍋

斉藤さん (オフィスユーコミックス)
乳房を失くした女性に不快感を与える特集でした。
命を守った患者に「命より乳房を守ろう、この美しさを保とう」と
訴えている特集です。
なんでもネタにされるとはこの事です。


引用元:

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