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良くも悪くも学者さんが書いたもの


写真商品名
植物のこころ (岩波新書)
生き物の進化は偶然の積み重ねであり、植物も動物も違いはないという筆者の指摘は膝を打つものである。この手の文章の中ではかなり読みやすい内容とは思うが、やはりハードルは高いのではないか。面白いことは面白いが、急いで読み進みたいと言うほどではない。
引用元:良くも悪くも学者さんが書いたもの
本書の原書 Taiz and ZeigerのPlantPhysiology 3版 は、担当している講義のネタ本として昨年より使っている。3版は旧版に比べるとカラーイラストが明解で、本文も、簡潔で無駄が省かれていて読みやすくなっている。難点は、英語であるため、教科書に指定しても学部の学生が、なかなか読まないことであった。日本語訳を生協で見たのでその場で購入した。

 訳文は、章によって幾分差があるが、概ね自然な日本語で読みやすい。また、原書の中の気がかりだった図や写真の誤りが、翻訳では改められているのには驚いた(そのために書評を書いた次第)。原書よりも正確であるように思える。索引、用語集なども翻訳の際に、日本語版用に工夫されている。原書そのものが、すでに植物生理学教科書の定番の評価を得ているので、レイアウトについて、改めていうまでも無いだろうが、特に、水分生理、光合成・代謝、成長と発生、ホルモンの各章は、2002年までの最新の知見を網羅しながらも、バランスが取れていて、教科書として使いやすい。

 図版の画像ファイルがついていると、講義用のパワーポイント作りが楽になり、もっと便利なのだが。この点は教科書として使う側にとっては難点の一つ。
 もう一つの難点は価格が8000円を超えていること。しかし、この分量のカラーの教科書としては、これでも安いというべきかもしれない。
 よい教科書に違いない。
引用元:

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